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□確かに、世の中に100%安全なものはないが・・・。
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□以下、<1>対人、<2>対環境、<3>対(発展途上国)農民、に分けて検討してみます。
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<1>対人
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■1■
□実質的同等性
▼定義▼
▽栄養価と安全性が現在の品種と同等であること
▼視点▼
<1>主要な栄養素が同レベルか?
<2>反栄養素が同レベルか?
<3>新しい品種はその食品を何らかの形で変容させるか?
<4>食品はどのように使用され、消費されるのか?
↓もっとも
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□これは、最低限の安全性を図る指標にすぎない。
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■2■
□発現したタンパク質の安全性
▼視点▼
<1>そのタンパク質は食品として使用された歴史があるか?
<2>その組成、機能は?
<3>消費された後、どうなるか?
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■3■
□アレルギー誘発性
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■4■
□抗生物質耐性
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■5■
□潜在的リスク
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<2>対環境
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■1■
□雑草化の可能性
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■2■
□交雑性
▼定義▼
▽交雑とは、異種の生物を交配させること
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■3■
□抵抗性害虫の可能性
▼定義▼
▽抵抗性害虫とは、抵抗力を増進させた害虫
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■4■
□対象外の昆虫や植物に対してあるかもしれない影響
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■5■
□潜在的リスク
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<3>対(発展途上国)農民
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■1■
□食料・農業の(先進国)企業支配可能性
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■2■
□発展途上国の貧困な農民や種子業者と、巨大企業との間で、不平等な交渉関係が結ばれる危険性
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■3■
□ターミネーター種子の弊害
▼定義▼
▽ターミネーターテクノロジーとは、遺伝子操作により、農業種子の不稔性を招く技術のこと。つまり、ターミネーター種子は、1回稔ったら翌年稔ることはなく、農家は、また同種子を同種子生産者から購入しなければならなくなる。現在、実用化はされていないとのことだが、・・・
▼デメリット▼
<1>同種子生産企業による途上国農家の支配
<2>従来の種子生産者を阻害
▼メリット▼
<1>環境破壊防止?
▼具体例▼
▽例えば、遺伝子操作により早期成長サケをつくったとする。それを誤って一般環境に放してしまったときでも、同技術によって1代限りで消滅し、環境破壊を防げる?
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